Hola! KubeCon Europe 2019の参加レポート
2019/06/21
Hola(オラ)! スタープラチナよしかいです。スペインのバルセロナで開催されたKubeCon + CloudNativeCon Europe 2019に参加してきました。KubeConはCNCF(Cloud Native Computing Foundation)が主催する世界最大級のKubernetesのカンファレンスでKubeCon Europe 2019では7700人の参加者がいたそうです。 会場入口はこんな感じでした。Phippyフレンズ達が全面に押し出されていてバイブス上がりますよね。Zeeが前足の靴を脱いでいるところがポイントです。 会場の雰囲気をより知りたい方は公式で上がっていたRecap videoがオススメです。
Contributor summit
初日はContributor summitに参加してきました。これはKubernetesのContributorとContributorになりたい人のためのイベントで、自分はNew Contributor枠で参加してワークショップを体験してきました。ワークショップは以下の内容でした。- KubernetesのSIGについて
- プルリクエストの作り方や投げ方
- Kubernetesのビルド方法
セッションについて
現在カブクでは工場にエッジデバイスを配置してセンサデータを収集するシステムの開発を進めているので、主にエッジ関連のセッションを聞いてきました。Edgility – 5G Orchestration in Serverless-Edge Cloud-Native Environments – Eden Pierre Rozin, AT&T
5Gを使うことで様々ロケーションにあるエッジから直接通信が可能になったが、エッジから来るデータをそのままCloudだけで処理するには負荷や通信帯域が問題になるので、エッジ側にサーバーレス(Fass)を載せてエッジ側である程度処理してからCloudにデータを流そうという話でした。このセッションではFass on Akraino Edge Stack on Kubernetes on エッジの構成が紹介されていました。ちなみにここでのエッジの意味は各ロケーションにあるデータセンタや基地局のようなものを指しているはずです。端にさえあればエッジという言葉が使えるので単にエッジと言ってもRaspberry Piからデータセンタまでと使えるコンピュータリソースに雲泥の差があるので注意が必要です。Managing Edge Computing with Serverless – Lev Radomislensky, Iguazio
こちらもサーバーレス(Fass)の話で、Fassで問題になりがちな関数がステートレスなため、連続的な処理が苦手だったりDBとの通信が多発して処理に時間がかかったりする課題を解決したNuclioというOSSのサーバーレスのソフトウェアを紹介するセッションでした。発表者がそのNuclioの開発会社だったのでNuclio最高!!という気持ちにさせられる内容でした。エッジ系のセッションまとめ
- エッジコンピューティングの用途
- エッジのデータをそのまま送るとCloudに負荷がかかるため、データの加工や圧縮などエッジ側で行う
- エッジ側でレスポンスを返したりすることでレイテンシの改善
- エッジは地方のデータセンタや基地局を指したり低スペックなIoTデバイスを指したりと幅が広い
- データセンタの場合はコンピュータリソースには余裕があり、K8Sも動く
- Raspberry PiなどのIoTデバイス利用例はまだ少なそう
- エッジではコンテナよりもFass ファンクション単位でアプリケーションをデプロイするのが流行りなのかもしれない
- コンテナよりもサイズが軽量
- 今回の話では聞かなかったがFassにすることでCPUアーキテクチャまわりがええ感じに隠蔽されてアーキテクチャを気にせず実装できそう
K8S or Die! Party
Mirantisが主催したK8S or Die! Partyに参加しました。ちなみに誰もdieしてなかったです。 余談ですが、パーティーの招待メール↑はこんな感じのパリピだったのでバイブス上げていきました。さいごに
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